3回に渡り、僕が属して来た(属している)組織について、駆け足で振り返ってみました。どこにでもある話しかも知れませんし、特異な組織と写った人もいるかも知れません。今から10年以上前に、神戸の同窓生から、「何で、そんな職場、続けるん?それは違うと思うで」と言われることもありました。僕が、こんなブラックな組織に居座り続けた理由は、まずは家族を養う必要性、次いで身体障害者になったこと、それでも年収ベースでは安定したお金を稼げたことが大きかったのではないかと思います。「嫌ならやめるべき」とシンプルな持論があり、上司や先輩にもそれを発信していました。僕も、部署内のスタッフから相談を受けた際、理由が「お金」となると、それを基準に考えること自体どうなのと、逆に質問返しをしたりして、実際、その後、僕が転職活動して年収これこれが条件と提示され、家族の同意が得られず、お断りしたことを踏まえると、決して人の生き方や人生に踏み込めないと猛反省した記憶があります。そんな最中、新型コロナ感染症による影響で緊急事態宣言が発出され、在宅勤務となり、モノを考える時間が増えました。僕が考えたのは、転職も視野に入れつつ、今の職場でのエネルギー消費を極力減らし、プライベートの時間でお金を稼ぐツールを見つけ育て、エネルギーを傾けることはどうなのだろうと言うものでした。老後に向けて、いかにお金の成る木を育てていくには、転職活動とはまた全く違った観点で、物事を捉える必要があり、現在の職場に身を委ねながらも、「ひとり社長」のスタンスをどうしても意識せざるを得ません。現実的には、着手する手順として、リスク、ハードルが低い、副業なり、資金運用を通して、フリーランスという生き方を擬似体験してみるのが有効かなと考えました。まだ、一月も経っていませんが、既に今の時点で感じた印象があります。それは、サラリーマンと違って、人間関係のストレスは少ないものの、定期的な固定給が入ってこないため、朝から晩まで仕事のチャンスをひたすら探し、並行して仕組みを考え続ける必要があることです。これほど時間がないと感じたことは、期限が迫った仕事を完成させる過程に似ています。ひたすらパソコンと向き合い、家族とのコミュニケーションも自然と減り、机から離れることすら忘れてしまう感じです。結局、頭の中は一日中仕事のことから解放される事はなく、かえって労働時間はエンドレスになりました。ただ、没頭していますから、そのこと自体に苦痛はありませんでした。

僕がやってみた、「副業」は、副業サイト3社に登録して、仕事を狩りに行くという表現がピッタリです。出来そうなものを探し、応募をしていくのですが、「自分には何も特技がない」と言う現実に直面します。ただ、想定外でしたが、発注先から仕事の依頼が来たりすることもありました。しかしながら、今のところ僕の受注実績はゼロです。もし、発注先の仕事をを受けたとしても、時間と見合うものかどうかも疑問に思うこともありました。実績を作れば、昇給してケースもあるようですので、まずは実績を作らないと始まらない感はありました。どんな「副業」が人気かと言いますと、圧倒的に「アンケートを答えるもの」や「ネーミング」など時間の拘束がなく、継続した作業を伴わないものに応募が集中しているようです。そのため、競争率は途方もない数字になっており、この競争を勝ち抜くには、相当な運も味方にしないと難しいと思いました。参考までに、僕に紹介があったのは、税理士法人から伝票処理等に関わるものでこれは、週間ごとに時間の拘束があり、サラリーマンの在宅勤務形態に限りなく近いこともあってか、競争率は限りなくゼロに近いというものでした。本業を持つ僕には難しいこともあり、お断りしましたが、僕のキャリアから発注作業を探すと本来的にはこのような仕事で対応することも可能なのだと、少しイメージができました。そして、この機会にサラリーマンと自営業やフリーランスといった働き方のジャンルはあるもののそれを越えた先にある共通したテーマである「お金」に絞り考えてみると、課題も見えてくる気がしました。

「お金」の概念は、ここでは置いときます。僕が今心配しているのは、子供たちの教育費や夫婦の老後資金のことを具体的に指すものとします。分かりやすく、定年後の「お金」って死ぬまでどれだけ必要なのと言うことです。老後資金が幾ら必要なのかが、算出されれば、それを目標にどうお金を稼いでいくかと言うことになります。こればっかりは個人差がありますし、寿命の問題もひとりづつ違いますから、結局のところ何とも言えませんが、僕の職場の先輩は、「老後資金として5,000万円が必要!」と言う方もいます。確か、政府が「老後資金が2,000万円必要」と言う内容が流れると、猛烈な批判が沸き起こって来ましたが、先輩はその2.5倍の数字を掲げています。戸建ての持ち家なら、固定資産税だけでも年間ウン十万かかるし、住宅ローンの返済が定年までに終わらなければ、毎月、相当額が出ていき、退職金で賄っていくことになるかも知れません。同時に健康へのリスクも考えなければなりません。お金さえあれば、優良な老人ホームもに入れるとしたら、心の豊かさよりも全て、お金に支配され、天国も時刻もお金次第となってしまいます。これが現実だとしても、それでは多くの人がお先真っ暗と感じてしまうのではないでしょうか。少子高齢化で年金を支える、若者の労働力が減ることは確実ですから、国力も弱まり、金利が上がることは中々想像すらできません。そうすると、僕のような庶民は死ぬまで働き続ける必要があり、そのためにスキルを身に付けたり、長く続けられる仕事を今後を見越し、今から探し、それを複数維持していく必要があります。「AIの進歩」で、銀行は人員を大幅に減らそうとしています。AIで人がやる仕事が減れば、当然、給料も減ります。ただ、時間はゆったり確保できるとするならば、その時間を使って新たなことでお金を稼ぐことも可能になる社会がすぐそこまで来ているのかも知れません。金利の付かない、銀行にお金を預けることは、タンス預金を置き換えただけで、意味を持ちません。もしやるなら、リスクを理解しつつ資金運用を積極的にした方が効果はあると思いますし、まとまったお金があれば、投資家としてスタートアップに投資することも可能だと思います。早い段階でこうした、「お金」にまつわる教育を小学校の内から教えていく必要も喫緊の課題としてあるように思います。僕は、頭でじっくり考えて行動に移すことも大事だと思いますが、思ったら、できる範囲で動いた方が、見極めも早くつきますし、時間的なロスも少ないと思います。僕は、引き続き「副業」でどう稼ぐか、そしてその先のサラリーマンとして稼いでいる年収を超えるにはどうしていくかを、考えていくつもりです。エネルギーを費やす比重が逆転した時こそ、「副業」で稼ぐことで、本の一冊でも執筆できる時かなと考えます。

でも、僕はサラリーマン経験しか基本的に無いので、「副業」の話しよりかは、もっとリアルなモヤモヤして生きている現実を、お話ししていく方が自分らしいのではないかと思いますので、整理してお伝えしていきたいと思います。泥臭く、不細工な生き方しか、して来れなかった僕の経験が、何かしらお役に立てればという想いで、お伝えしていければと思います。

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