前回は、僕のようなサラリーマンが「副業」に取り掛かっても、世間で言うところの稼ぐことにすぐに直結しないことを暗にご理解いただいたかと思います。しかし、色々とチャレンジする事は必要ですし、「見極め」ながら継続していくことも必要だということも改めて補足したいと思います。

この「見極める眼を養う」ことは、本当に必要だと思います。例えば、子供にピアノを習わせる場合、いきなり高額で場所も取るアップライトのピアノを買い与えることも選択肢の一つですが、今は高性能の電子ピアノも出て来ています。趣味や頭の体操レベルで子供にピアノを習わせるならば、この程度で十分だと思います。もし、本人が専門的な道に進みたいと考えるようになったら、その時に本物のピアノを買い与えれば良いと思います。そこで、「見極める眼」が必要になってくるわけです。サラリーマンをやっていても同じことが言えます。これは、僕の実体験なのですが、「10年以上、自分の人生と時間をロスしたなあ」と後悔に苛むことがあります。目先に山のように来る、仕事に対し、「仕事をやっている感」を感じ、作業と言いますか、歯車の仕事なのに一生懸命頑張ってしまう。仕事の評価が価値と結びつかず、単なる「残業してご苦労さま」で終わってしまう。価値や評価が組織全体で連動しない、「自己満足」で終わるただの人、組織からしてみれば。「やりがい搾取」で、「取り敢えずモチベーションを上げて仕事をしてもらおう」とする魂胆が見え隠れしています。出世から外れた中高年にどのように働いて貰うかを考えた時、「生かさず殺さず」の手法を取るわけです。本人は、目先の「やりがいのある仕事」に邁進するわけで、この究極の結果が、「過労死」に繋がるのだと思うんですね。単純作業から始まって、管理統括へと階段を上がっていくのなら良いですが、全ての人ががそういうわけではないので、仕事の見極めが出来なかった僕なんかは、振り返ると、「人生を無駄にした」と思えるわけです。過ぎ去った時間は戻って来ませんので、「仕事をやってる感」に酔いしれないように、スキルが上がる仕事を捉えていくことが必要だと思います。僕は、周りの先輩から、「何でも君に話しが行くけど、単なる便利屋で終わってしまうぞ」と有難い貴重なアドバイスをいただいたことにより、目が覚めました。だからと言って、仕事に対し、手を抜くわけではありませんが、客観的に自分を見つめるようになリました。結局のところ、自分の価値が高まるような仕事を見つけていかないといけないよねということだとと思います。

そうは言っても、「あれも大事だし、これも大事」となると仕事の段取りを含め、頭の中は整理できず、仕事が作業になってしまい、力も分散させなければなりません。不器用な僕が言うのもなんですが、人が成果を出すには、ひとつのことに集中できるかどうかの結果だと思います。ですから、数多くの課題を与えられてもその中から「本質を捉える」ことが、とても重要になってくると思います。しかし、忘れてはいけないのが、会社は「人が全て」と言うことです。組織を構成する人間が企業の永続性を左右すると言えます。世の中には、数多くの大学があります。学ぶ学問体系にもそれほど大きな差はありません。何が違うのか、私立大学なら建学の精神に感銘して、似たカラーの学生が集まることも想定できますが、一般的には、大学広しと言えども、そこに集まる人の質が違う現実があるように思います。人間関係もそうですね、魅力ある人には魅力ある人間が周りに集うように、魅力ある企業には、魅力ある人が集まります。だから、採用活動は非常に重要だと思うんですね。何事も量が質を決めます。「お金」や「評価」、「出世」、「会社のブランド力」これらに価値を置いている人が組織に紛れ込んで来ますと、顧客のために愚直に頑張っている人の足を引っ張ることも出て来ますし、何より仕事がしづらくなります。真面目にやっている人が、段々と白けて来て、ついには退職と言うことも起こり得ます。僕は、転職経験がありますので、振り返って見ますと、前職でそれなりにキャリアを積んで来たことも結果としてあり、転職に際しては、「レベルの高いすごい人と出会い高め合いたい」と言う感覚が強かったです。偽善者と言われるかも知れませんが、「お金は後からついてくるもの」というイメージしかありませんでした。僕が、仮に面接で人物を見極める立場にあったら、これまでの仕事を通して身に付けた直感的な勘や素質を見抜く眼を通して、良い仕事が出来たのではないかと思いました。

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