前回、「学校」は、まるで工場労働者の生産拠点のようだと書きました。突出した成績を持つ生徒より、平均的な人間が好まれること、ジェネラリストが求められるということだと思います。そのことが国から企業、学校へと固い絆で結ばれ、そう言った人材の排出が続けられているように思います。

さて、コロナ禍の自粛生活を振り返ってみましょう。法的強制力は無いものの、多くの国民が自粛生活に徹しました。そして、一方で「自粛ポリス」なる人間も出てきて、監視社会の様相を呈したことは記憶に新しいと思います。また、僕は、神戸市の公立中学校出身ですが、そこでは男子は全員丸坊主で、靴下の色まで定められ、先生に歯向かうと、竹刀で殴られたり、往復びんたを小学校から教育指導の一環として経験してきました。これらの事例は、何やら軍国主義的な時代の名残りが現代社会まで脈々と受け継がれ、人々の精神の拠り所になっているきらいすら感じます。体罰やハラスメントが問題化して、近年は丸坊主も廃止されましたが、僕の中では「独特の怖さ」を拭い切れません。もっと分かりやすい話しが、採用面接で、会社の理念を丸暗記し、いかにも自分の理想や目標として語る姿などは、その典型でもあるように思います。このように「教育」と称した「強制力」や「洗脳に近い誘導」を用いて「禁止事項」を明文化し、有益な社会人を湯繰り上げていくわけです。小学校一年生の女性担任からビンタを受け、それ以降軍隊教育を受けてきた僕は、社会人になっても我慢の耐性だけはそこそこ強くなりました。

軍隊式の教育の集大成が会社組織だと思います。幾ら、評価制度を持たせようと、組織への忠誠心が最後は勝ってしまうところに仕事の出来不出来より、評価が上に行ってしまい、何であんな奴が出世するんだと言う現象が起きてくるのだと思います。組織の風土を維持することばかりを優先した結果、優秀な人ほど、会社を見限って辞めていく事例を僕は何度も見てきました。その結果、僕をダメな人間が組織に居座り続けることで、極端な話しですが、存続すら危うくなることもあり得ます。僕も毎日職場に向かうのが憂鬱で仕方ありません。それは、「仕事をする」と言う前提条件前に、そう言う何やらややこしい空気が蔓延っているのが現状だからです。僕は、今も転職活動や副業や次は投資にも目を向けています。それゆえ、メンタル的にもギリギリのところで保っているわけですが、自ら命を絶つ悲しいニュースも耳にすると、なぜ追い込まれる手前で会社を辞めれないのかと言う疑問も出てきます。会社の色に染まり、思考能力が停止していることもそうですが、やはり、会社を辞めると大変なリスクを抱えると言う親や先生から受けた教育が犠牲者を出しているのではと考える時があります。

「会社を辞めたら」どんなリスクがあるのでしょうか。僕自身は独身時代に転職経験があります。家庭を持って、転職しようとしたところ、家族内でトラブルになった話しは以前しました。僕のようなどこにでもいるようなサラリーマンにとって、リスクの筆頭としてあげられるのは、「給与」だけです。転職先がブラックかどうかなどは、入ってみないと分かりませんので、家族で生活を維持していくとなると、お金の話しは現実としてのしかかります。金属年数が20年を超えますと、退職金の率が上がります。これは典型的な日本型企業の事例ですが、転職後に年収が下り、挽回できないような業界に足を踏み込んでしまうと。奥さんの不満も出てきます。なので、サラリーマンのおいしいところ(社会保険など)を採りつつ、ひとり経営で稼ぐスタイルを構築していくことの方が現実的ではないかと考えます。僕の今勤めている学校は、本当に多くの人間がメンタルを壊して休んだりしています。それでも半数は、辞めずに踏みとどまっています。僕なら、メンタルが壊れる前に、モヤモヤをぶちまけますし、どうしようもない時は、辞める選択肢を即選びます。これは年齢など関係なく、そこそこの給与を貰いながら働ける職場がそれなりにあることを僕は転職活動を通して知っているからです。でも、多くの人は、社会のレールから外れる怖さを小さい時から植え付けられていますので、いきなり会社を辞めて、好きなことをして楽しく生きることは難しいと思います。白黒どちらかではなく、自分を追い込まずグレーの生き方もありだと柔軟性を持って、色々と試してみることをお勧めします。高齢化社会で、これからは長く働かなければいけない時代を想定すると、興味関心、没頭できる仕事を見つけ、少しでも早く着手していくことが大事だと思います。

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