ある高校さまからの依頼があり、高校1、2年生を対象に学問体系別の講師として職場からオンラインで臨みました。今や授業や会議も専らZoomを使っての開催ですが、地方の学校にしてみれば、これは追い風になるのではないでしょうか。例えば、大都市圏の大学に講師派遣の要請をしても断られたケースも多かったのではないかと思います。オンラインにより、移動もなく、時間のロスもある意味ゼロに近いので、今後はこの仕組みを利用すれば、全国のあらゆる高校も有名大学と情報共有が出来るメリットも予想されます。僕も対面式の授業なら、新幹線を使っても軽く片道3時間はかかる学校への訪問が、時間と場所を選ばないで仕事が完結するこの仕組みの良さを改めて実感しました。

こちらとしても、オンラインですとこれまでのように教室に入った瞬間で生徒のざわめきなど良い意味でも悪い意味でもその日の出来を左右されることが多少ありましたが、そういうことから無縁となり、淡々として味気ないものと写ることもあるかも知れませんが、消費するエネルギー、何より貴重な時間のロスは無いことは格段の進歩のように感じました。

そもそもこう言う企画自体は、僕が高校生の時は存在せず、それを言うとオープンキャンパスもありませんでしたが、ゆとり教育の中でこう言う新しい商売が生まれているんだなあと感じました。この先、オンラインが浸透すると、こういった商売も利益率も下がり何かしら変遷を辿ることになるのかも知れません。

実は大学は今それどころではなく、文部科学省や大学入試センターから続けて入試実施にあたり厳しいコロナ対応策を求められており、対応に苦慮しています。ソーシャルディスタンスの実施で、一つの教室に入室出来る銃剣生の数も収容定員の半分以下と要請され、受験生をいくつもの教室に分散させなければなりません。それに伴い、監督者も増えます。学生の応援をこれまでお願いしてきましたが、今年度は学生の安全を考えお手伝い会おお願いすることも出来ず、業者委托に頼らざるを得ない状況です。その他、マスクや消毒液の準備も含めますと、どんだけ金がいるねん!と言う状況です。何より、コロナが流行するだろうと言われている冬場に入試を実施することは、学校側の人間の感染リスクも極めて高くなるに等しいので、病院と同じく命懸けの仕事を覚悟しておく必要があります。入試運営側には、仕事を放棄することも出来なければ、感染後の補償すらありません。難しい舵取りが求められます。どこかの大学病院がボーナスゼロで看護師さんが大量に退職するニュースがありましたが、明日は我が身と言う印象です。

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