僕が当事者で直面していることでもありますが、お金は貯めることの他に「借りる」ということも起こり得ます。クレジットという信用でカードで買い物をして、翌月に口座から引き落とされるものから、高額なものでは車や住宅ローンなど、自分の身の丈以上の買い物をしてしまい苦しんだ経験はありませんか。僕は、どちらかというと、子供が出来てからカード払いのポイントを当てにしたり、ETCのマイレージサービスを意識してなるべくカード払いをした結果、現金での決済が一括でできなくなり、分割払い、そして現金での決済が難しいので、またカード払いを利用して、決済を後ろへ後ろへ先延ばした結果、最後は貯金を取り崩し決済資金に充てた経験がつい最近もありました。お金の返済は滞ってしまいますと、信用情報機関に登録され、いわゆるブラックリストに載り、一定期間、現金での決済しかできなくなります。借金できることは信用であり、返済実績があれば、次もお金を借りやすくなる利点もあります。紙一重ですが、本当にお金に困った時に、借金できることは必ずしも否定的な見方ではないと僕は考えます。

借金は、するのは簡単ですが、返済が必ず伴います。学生が教育ローンを社会人になっても返済できない例なども深刻な社会問題として浮上しています。文部科学省は、勉強会で、そういう人たちを一定期間、自衛隊に入隊させて、借金をチャラにする案などを実際に議論したとか聞いています。アメリカでは、最も深刻な問題が社会保障の問題です。つまり、国民皆保険の日本と違い、医療費の自己負担割合が日本のそれとは違い高額なため、病院にも簡単に行けません。アメリカは70年代頭に徴兵制が無くなりましたが、このような理由で僕のようなおじさんが軍隊にこぞって入隊し、社会保障の充実に充てています。日本でも、非正規社員の方に、一定期間紛争地帯に行けば、借金を免除するとなったらこぞって出ていくのではないでしょうか。また、借金は、自分だけが苦しむならまだしも、連帯保証人に立てた、両親や友人まで巻き込んでしまうことも視野に入れなくてはいけません。自分の人生のみならず、他人の人生までを借金は影響を及ぼしかねないのが、お金の怖さです。

最後に寄付について少しばかり、お話ししてみようと思います。アメリカの大学は寄付で成り立っています。そしてそのお金を運用に回してと、外部資金の獲得には、至って積極的です。アメリカの大学は学費が元々高額で奨学金で減免され、学生は大学に恩義を感じ、卒業してからも母校に寄付をするという流れができています。また、ビルゲイツさんも財団を通して多額の寄付を継続的にしています。儲けすぎると、逆に振れた場合の運気のようなものを意識して、早い段階から寄付して足元をすくわれないやり方を取っているといううがった見方もありますが、日本では寄付の文化はどうでしょう。仕事で寄付金業務を担当したことがありますが、正直言って、全然集まりませんでした。学生の愛校心は、現在のリモートで授業でもはかることができます。先日、リモート授業のアンケート結果が公表されましたが、なんと学生の9割は概ねリモート授業を評価をしている結果がはじき出されました。寄付を募り、校舎など箱物を作り、魅力を伝えることばかりに意識してきた学校経営者は、大きな勘違いをしていたわけです。そうですよね、東京大学がトイレを綺麗にしたから受験生が集まるか、またその逆もしかりです。学生が大学を目指す目的は、学位、即ち卒業証書が欲しいだけという現実を理解すべきであったわけです。話しを戻しますと、日本の大学で寄付の文化を根付かせるのは並大抵のことではないわけです。勿論、私大の雄と称される三田会を擁する某大学は例外ではありますが。でも、寄付の文化が根づけば、自分のお金が他人に回り、それが喜ばれるという好循環を生むわけですから、本当の喜びはそういうところにあるのかも知れませんね。僕は人間がまだまだ出来ていませんので、その域まで到達していませんが。ここまで、シリーズでお金について考えてみました。

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