経済の成長と分配のどちらに軸を置くか。withコロナの時代には、大失業やデフレが起きることが既に実証されています。アパレル業界がまさに、苦境に陥り、破綻に向かい、既存の業界でも最初から50%OFFで販売なんてことも当たり前のように出て来ております。余談ですが、黒田日銀総裁が掲げる物価上昇率2%は奇跡に近い話しになりますね。日銀も今の政策を23年度まで維持するようですし。話しを戻しますと、雇用については、オンライン化の促進を菅総理も進めるため、医療や教育部門は、大きなニーズがあるように思います。ここにテコ入れをするのが、官か民で大きな差が出ると思います。大学受験の入試改革では、民間に任せきりで失敗しましたが、それでも産業を産み出し雇用を促進することについては一層の期待が募ると思います。

お金を分配して終わりでは、若者のスキルを成長へとは直接結びつかないと思います。生活や働く場所がこれからは障害になることが少なくなり、ボーダレスになるわけですから。次に組織の器である、会社はどう変わるべきでしょうか。

会社の使命や価値観が受け入れられ、世間的な指標となり、そういう魅力ある会社には学生が集まり、魅力ある社員が存在して来ました。本当の意味での社会貢献やその一端を担わないと感じることに社員が疑問を持ち始めれば、会社を去り、組織の器そのものも危うくなる可能性もあります。これをお金に即結びつけることは非常に難しい問題で、収益云々を言い始めると、事業として立ち行かなる矛盾もあります。一種の精神論に聞こえるかも知れませんが、「みんなが幸せになる社会」を生み出すことが、結果として経済活動においても支持され、社会全体が上手く回って行く納得感に結びついて行くのではないでしょうか。

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