1月16日、17日に実施された共通テストについて、昨日、大学入試センターから答案等を受理し問題無しとの連絡を受け、一つのヤマ場を超えました。明日は2週間ぶりの休日で、寝まくりたい気持ちで一杯です。

コロナ対策と、応援の教職員からコロナ感染の疑いもあり、当日になって業務停止となり大幅な人員削減を余儀なくされ、ドタバタ劇の中、途中の失敗も有りましたが、うまく押さえ込み何とか、完成形にしたというところが本音です。

僕は現場リーダーとして、落ち着いて対応しなくては、周りが浮き足だちますので、努めて冷静さを振る舞いましたが、上司からは、「こうなったらお前が全て一人で業務を遂行しろ」と言われ、「それは現実的に無理ですよ」と伝えましたが、何とか自分がやらねばという想いから更に心的負担は募りました。入試の現場は、スポーツの競技と似ているところがあります。一人がミスをしたらみんながカバーして前に進めなければなりません。知識や役割分担が曖昧だったことを薄々感じながらも当日を迎えたことはコロナで業務量が増えたことを言い訳にしてはならないと感じました。準備を万全にしていても、当日何が起こるか分かりません。困難で理不尽な環境に置かれたところで、冷静沈着に対応することは、人間性を養うことにも繋がりますので、入試業務は一度は経験すべき仕事なのかも知れません。

僕は、上司の先生から言われましたが、「あなたが、ここまで余裕なく追い込まれた姿を見たのは初めてだ」と言われた通り、「試合に勝って、勝負に負けた」印象があり、痛烈な負けを初めて自覚しました。この後、本学の入試が始まりますが、時間の無い中で、いかに修正していくか、ポイントはコミュニケーションを取り、全員で目的達成を目指す、これは結果や成果を指すと思います。したがって、コミュニケーション能力がゼロだとパフォーマンスもゼロになるわけですから、人と仲間、チームと対話をすることはとても重要なんですね。

「負けを知らない人間に勝利はない」とスクール⭐︎ウォーズの監督のモデルになった山口先生の言葉がありますが、これに「人間性」が加味されないとやはりプロの仕事とは言えないのではないかと共通テストを通して感じました。

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