「この会社では潰しが効かない」「どんなに優秀な中途採用者も、この組織にいると賞味期限切れのただの人になる」「でも転職はリスク」こうした思いを抱いてる人が、流されるまま今いる組織に屬し、定年を迎えることについて全く否定する気はありません。でも、定年まで会社が存続しているとは限りません。一方で「やりたい仕事が実はある」とするなら、地味なひとり経営も良いのではないでしょうか。

「僕たちは、地味な企業で食っていく」の著者の田中祐一さんによると、「地味な起業」と「派手な起業」の定義にはこのような違いがあると書いてあります。地に足がついた分析でとても参考になりますので、ご紹介しますね。

◆地味な起業

①今すぐ会社はやめられない。

②こっそり収入を増やしたい。

③得意なこと、すごくやりたいことは特にない。

④稼ぐネタになる「好きなこと」なんてない。

⑤もっと評価されたい。

⑥人のサポートは得意。

⑦コツコツした仕事は得意。

⑧貯金があんまりなくて将来不安。

必要なモノ:スマホ、PC、素直さ

◆派手な起業

①資金はとりあえず500万円以上ある。

②店舗を作って自分の商品を売りたい。

③影響力のあるインフルエンサーになりたい。

④俺ならなんでもできる。

⑤好きなことで稼ぐ。

⑥自分のスキルで月収100万円。

⑦自分の未来は無限の可能性。

⑧すごいキャリアアップが目標。

必要なモノ:資金調達、ビジネスモデル、溢れる地震、凄いスキル、法人登記、人脈、資格、設備投資

これをご覧になって、単純にどちらかに振れていると言うよりも、相互に交錯し合っている人の割合がむしろ多いのではないでしょうか。もっと、大きな括りで言うと、「ガツガツしている」かそうではないかと分けてみると、しっくりくるのではないでしょうか。お金を稼ぐと言う目的は共に共通していますが、目的地までの方法論が違うだけで、そのこと自体に良し悪しはありません。お金の教育をろくに学校で教えないか、ガツガツ稼ぐ風潮を品のないものと見る傾向がこれまでの教育ではあったのではないでしょうか。また、関東と関西では商慣習も違います。関西は値引きを予め上積みした価格で表示し、結果として値引きをして、なんぼと言う考え方がありますが、関東では紳士的でまどろっこしい価格競争はせず、最初から提示した金額が全てとする傾向があります。僕は、商品の金額設定をする場合にも、当事者の感情と言いますか。魂のような気持ちが入っていないものは、薄っぺらいものに感じますし、何よりひとりよがりの儲け至上主義は支持されないと思います。やはり、そこには公共の場で競争原理が働くことを意識し、「人に役立つ」「人の為になる」そういう気概を強く持って仕事をする必要があると思います。理想は、サラリーマンでもそうですが、「この人と一緒に働きたい」と思える仲間ができれば半分は成功しているのではないでしょうか。

それでは、具体的に地味なひとり経営にはどういう仕事があるのでしょうか。僕の感覚では、「副業」で依頼のあった伝票処理でエクセルのデータ入力など「マネジメント系」から、ホームページの作成やWEB広告など「クリエイティブ系」そして、在宅秘書業務に見られる「コミュニケーション系」など仕事は多岐に渡り、チャンスが転がっているように思います。これを継続することで、「信用」が生まれ、「評判」に繋がっていくのではないかと思います。「信用」のサイクルが回り始めたら、軌道に乗っているのと同じではないでしょうか。「副業」の種類も様々です。経理分野に精通している人が、広告制作を勉強しながら進めていくのも良いですし、別に委託しても良いと思います。要は、自分の強みが沢山備わっていくことで血となり肉となるのではないでしょうか。「特別な技能も無いし」と悩む以前にまず取り組んでみて、「成長」を実感していくことは大きな財産になるのではないでしょうか。このブログも、特定の人を対象に書いているつもりで、超ニッチな話題を展開し、「あなたにお役にたてれば」という想いで書いています。

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